オフィスさくた

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トップページ 編集後記
2009.06.15 15:50:22
sakuta

人間は決して一人では生きられない。

そんなことは誰もがわかっているけれど、

人の世では、時として人が執拗に嫌になることがある。

人から逃れたくて、時に一人でいることを幸せに思っていると、

やがて、一人でいることにとてつもない不安を覚えたりする。

 

一人でいたり、時に集ったりして、心の隙間を埋めている。

漱石先生も言っている。

 

智に働けばかどが立つ。

情に掉させば流される。

意地を通せば窮屈だ。

とかくに人の世は住みにくい。

 

住みにくいからとて、越す国はあるまい。

あれば人でなしの国へ行くばかりだ。

人でなしの国は人の世よりも猶住みにくかろう。

 

厭世観に浸るよりも、誌や絵を描き、音楽を奏でなさい。

 


  
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2009.05.22 08:55:06
sakuta

街を歩いていると、薫風に乗って様々な音が耳をくすぐる。

人々のお喋り声や笑い声、そして川の水音に小鳥のささやき、虫の足音。

それらを集めて五線に載せたら、どんな調べができるのだろう。

それに歌詞をつけるなら......

五月の風に流れて川面に揺れている、新緑の木の葉たちにお願いしてみよう。


  
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2009.05.21 18:31:31
sakuta

ロシア語通訳者の米原万里「旅行者の朝食」を読んだ。

美食家をうならせるフランス料理の食卓では、前菜に始まってスープにメインにデザートと一皿ずつ出てくるのが現代の常識になっているが、この本の中に、元来、フランス料理の食卓は、一度に沢山の料理が並んでいたという。
一皿ずつ出てくるのは、もともとはロシア料理が最初らしい。
ボルシチは日本でもおなじみだが、ロシア料理全体には馴染みが薄いので、へぇーと感心した。

他にも彼女の著作はグローバルな中にユーモアも溢れていて楽しい。

読んでいて、なんとなく海外に滞在している気分に浸る。


  
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2009.05.18 09:06:01
sakuta

怠け癖というものは、一度つくと中々体から離れていかない。
だからいつも体は動かしていないと、再び動き始めるのには倍のエネルギーを必要とする。

しかし、一度「怠け」を経験して、再始動をした経験を持つものは、もう完全に止まることはしない。
ゆっくりでも動いているということは、次のダッシュの準備をしているのと同じだ。
だから、少しずつでいいから動いていよう。

などと言いつつ、時折疲れ果てて立ち止まることもあるが、まぁ、そんなこんなの繰り返しか。

しかし、立ち止まっている時間が長いほど、その場に埋もれる足が抜けにくくなるのは事実だ。


  
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2009.04.28 18:39:20
sakuta

どんなに忙しい日々でも、忘れてならないのは、心のどこかに希望というか余裕というか、秘めなければならないものがあると思う。

そんなときに脳裏をよぎるのが、ローマに流れていたテヴェレ川の河畔だ。

春の陽光がきらめいていて、一人無目的に川沿いを歩いた。

並木からの木漏れ陽が風に揺れて、穏やかな時間が流れていた。

川には朽ちかけた小さな船が岸辺につながれて、木漏れ陽と同じように揺れていた。

あの時はまた来る。

それまで忙しくしていよう。


  
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